あんこが好きだ。これはもう、説明のしようがない好きで、和菓子コーナーの前を素通りできない体質になっている。そんな私が大丸札幌店で見つけてしまったのが、「あんこぱらだいす」という、字面からしてもう勝ち確のような催事だった。
聞けば今回で第6回らしい。全国のあんこ系のお店が大丸の催事スペースに集まる期間限定のイベントで、あんこ党としては素通りできるはずもなく、吸い込まれるように会場へ。
会場をひと回りして、足が止まったお店
会場には大福、どら焼き、あんみつ、最中……と、あんこの化身みたいなお菓子がずらり。目移りしながらひと回りしていて、ふと足が止まったのが岐阜・恵那栗工房の「良平堂(りょうへいどう)」のブース。
恵那といえば栗きんとんの本場。「栗の渋皮煮」とか「栗きんとん」って単語が並んでいるだけで、栗好き・あんこ好きの心拍数は上がる。ショーケースには、栗きんとんを使ったお菓子がきれいに並んでいた。
ブースの前には人だかりができていて、商品を手に取って眺めている人、スタッフに説明を聞いている人がちらほら。あんこぱらだいすの会場自体、週末は混み合うことが多いらしく、私が行ったのも昼過ぎだったのでそれなりに賑わっていた。良平堂のブースは特に目を引くディスプレイで、遠くからでも「なにあれ」と思うような見た目だった。
「栗きんとん大福モンブラン」という字面の暴力
そこで見つけてしまったのが、これ。栗きんとん大福モンブラン。
もう名前が渋滞している。栗きんとん、大福、モンブラン。好きなものしか入っていない。値段は税込832円。デパ催事のお菓子としては、まあ、それくらいするよねという価格。隣には抹茶栗きんとん大福モンブランも同じ832円で並んでいて、これはもう両方いくしかない、と即決した。
商品カードの断面図を見てびっくりしたんだけど、構造が思ったより手が込んでいる。外側に栗きんとんのモンブランがそうめんみたいに細く絞ってあって、てっぺんに栗の渋皮煮がどん。そして中を割ると、栗きんとん入りの大福が出てくる、という二段構え。モンブランと大福が同居しているお菓子、人生で初めて見た。
家で割って、食べて、声が出た
持ち帰って、お茶をいれて、いざ実食。冒頭の写真がその2つで、手前が栗きんとん(プレーン)、奥が抹茶。
まずプレーンから。モンブランの部分が、いわゆる洋菓子のモンブランの甘さとは違って、栗そのものの味がとにかく濃い。生クリームでごまかしていない、栗を食べているという満足感。そして中の大福にたどり着くと、もちっとした求肥と、なめらかなあんこ、ごろっとした栗きんとんが一気にやってきて、「あ、これは絶品だ」と思わず声が出た。和菓子と洋菓子のいいとこ取りって、こういうことか、と。
抹茶のほうは、抹茶モンブランのほろ苦さが効いていて、甘さがきゅっと締まる大人の味。生クリームも入っていて、こっちはちょっとリッチ。あんこ党の私は僅差でプレーン派だったけど、これは完全に好みの問題で、どっちも美味しい。
あんこ好きの自分用ごほうびに、ちょうどいい
子どもたちは栗きんとんのねっとりした感じより、もっと分かりやすい甘いものが好きなお年頃なので、これは正直に言うと大人(というか、私)のためのお菓子。家族でわいわいというより、夜に一人でお茶をいれて、ちびちび味わうのが似合う。
値段は1個832円と、スーパーのスイーツと比べると高く感じるかもしれないけれど、これは素材と手間を考えると納得の価格だと思う。岐阜から直接やってくる催事ならではの味で、普段の日常では買えない特別感がある。2個で1,664円、気持ちよく払えた。
こういう催事は期間限定で、終わると次にいつ会えるか分からないのがつらいところ。あんこぱらだいすはまた開催されると思うので、見かけたら、栗好き・あんこ好きの人はぜひ良平堂のブースをのぞいてみてほしい。栗きんとん大福モンブラン、本当におすすめです。
ちなみに、一人でお茶と一緒に食べるのもいいけれど、贈り物にもなりそうな雰囲気。パッケージも上品だったので、自分へのごほうびとして、あるいは少しだけ特別な手土産として大丸の催事でチェックしてみるといいと思います。
お店・イベントのこと(メモ)
- イベント
- あんこぱらだいす(第6回)
- 場所
- 大丸札幌店(催事会場)
- 買ったもの
- 栗きんとん大福モンブラン/抹茶栗きんとん大福モンブラン(各 税込832円)
- 出店
- 恵那栗工房 良平堂(岐阜)
- 時期
- 2026年5月の期間限定催事
※情報は訪問時点(2026年5月)のものです。会期・出店ラインナップ・価格は変わることがあるので、お出かけ前に大丸札幌店の公式サイトで最新の催事情報をご確認ください。
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