今日は妻と二人、大通でお茶でも、という流れになった。丸井今井の上のほうにカフェがあるのは知っていたけれど、その日は3階の丸美珈琲店に行ってみることにした。「去年あれだけ流行ったふわふわのかき氷、今年はいつ始まるんだろう」と少し前から話していて、ちょうどお店の前を通ったときにメニューに出ているのを見つけたのがきっかけだった。
丸美珈琲店は、札幌のスペシャルティコーヒーのお店としてけっこう有名らしい。丸井今井の中にも入っていて、3階のフロアにある。買い物の途中、ちょっと座って一息つくのにちょうどいい場所だった。
ふわふわのかき氷、ついに始まった
店頭のメニューを見ると、かき氷が2種類並んでいた。
左が「いちご練乳のかき氷」。右が「ふるーつ抹茶のかき氷」。どちらも¥1,650。説明書きを読むと、いちご練乳のほうは「自家製のいちごソース」と「濃厚な練乳の甘み」、中に道産の粒あんとふわっと生クリーム、底までイチゴが楽しめる、という贅沢仕様。ふるーつ抹茶は、マンゴーソースと抹茶シロップ、玄米フレークの食感、最後にパッションフルーツの酸味でさっぱり、と書いてある。
正直、両方気になった。でも今日は「迷ったらいちご」の私と「抹茶系で迷う」妻、話し合った結果、まずいちご練乳のかき氷を1つ頼んで、夫婦で半分こすることにした。我が家の定番だ。コーヒーは、せっかく丸美に来たので本日のスペシャルティを私が頼む。妻は別の温かい飲み物。
運ばれてきた瞬間に「これは雪だ」
かき氷が運ばれてきた瞬間、「あっ、これだ」と妻と顔を見合わせた。
お皿に乗っているのが、もう氷じゃない。白くて、ふわっと盛り上がっていて、てっぺんからは赤いいちごソースがとろりと垂れている。氷の山というより、雪のかたまりがそのまま出てきたみたい。スプーンを差し込むときの、サクッともシャリッとも違う、もっと軽い手応えだった。
口に運ぶと、本当にそのまま溶ける。シャリシャリと噛む必要が一切なくて、舌の上に乗せた瞬間に冷たい甘さに変わっていく。妻も一口食べて「これ、たしかに去年流行ったやつだ」と納得していた。去年は他のお店で食べて、それからすっかり「ふわふわかき氷=シーズンの楽しみ」になってしまったので、丸美でも始まったのは素直に嬉しい。
てっぺんのいちごソースは、果肉感がしっかり残った自家製で、酸味が立っていて甘ったるくない。スプーンで山を崩していくと、途中から練乳の白いところに入って、ここがふっと甘くなる。さらに掘り進むと粒あんが出てきて、和の甘さに切り替わる。食べ進めるたびに味が変わる構造になっていて、最後まで飽きない。底のほうにイチゴが本当に隠れていて、ここでまたフレッシュな酸味が戻ってくる。
半分こにしたのに、妻と「もう一個頼んじゃう?」と本気で相談したくらい、ぺろっと終わった。
コーヒーの一杯が、コスタリカの「現地買付」だった
かき氷と一緒に頼んだコーヒーが、これもよかった。
横に小さなカードが添えられていて、コーヒーの説明が読める。コスタリカ・パラブランカ農園・ミレニオ種・イエローハニー精製、2026年5月の特選珈琲、現地買付と書いてある。タラス地区のドタエリアの豆らしい。
「現地買付」というのが個人的にツボで、後で店員さんにも聞いたら、本当にスタッフが現地まで買いに行っているとのこと。だから他のお店ではあまり出ない豆が並ぶのだとか。話を聞きながら飲むと、味わいまでちょっと変わって感じるから不思議だ。
飲んでみると、これが明るい浅煎り。説明カードには「レッドアップルやチェリーを思わせるジューシーな果実感、キャラメルを思わせる甘い風味と、ほのかにローズヒップの印象」と書いてあって、まさにその通り。最初の一口で、コーヒーというよりフルーツの紅茶を思わせる軽さがあった。苦みは控えめで、後味がすっきり、ふっと甘い余韻だけが残る。
正直、深煎りのどっしりしたコーヒーが好きな日もあるんだけれど、今日のかき氷とこの浅煎りの組み合わせは正解だった。冷たい甘さで口の中をリセットしたあとに、果実感のある浅煎りを一口入れると、味がぶつからずにスッと馴染む。重いコーヒーだったら、たぶんかき氷の繊細さがどっか行ってしまっていた。
妻も「このコーヒー、すごく合うね」と途中で何度か言っていた。本日のスペシャルティ、頼んで正解。
店内は落ち着いていて、買い物の合間にちょうどいい
店頭はカラフルなコーヒー商品のディスプレイがいきなり目を引く。手前には季節限定の「スペシャルティコーヒーゼリー」のポップ、カラフルなギフトボックスがずらりと並んでいて、奥のほうにカウンターと「丸美珈琲店 COFFEE」の看板が見える、という構造。コーヒー好きの人がふらっと立ち寄って商品を眺められる作りで、私もちらっとドリップバッグの棚を覗いて、家用に買って帰りたいなと思った。
席はテーブル席が中心で、隣との距離もちょうどよく、百貨店の中のお店にしては騒がしくない。買い物の合間にひと休みするのにすごく便利な立地で、平日午後だったこともあって、ゆっくり座って話ができた。
子連れで来れるかな、という目線でも
普段は男の子2人を連れて動いていることが多いので、お店に行くと「次は家族で来られるかな」と勝手に観察してしまう。
丸美珈琲店は百貨店の中の落ち着いた喫茶店という空気なので、走り回りたい盛りの子と長居するには少し気を使うかもしれない。一方で、かき氷は4歳の次男にも6歳の長男にも刺さるタイプだし、丸井今井の中なので雨の日でも雪の日でも快適。トイレも近くにあるし、買い物のついでに「ちょっと座って甘いもの食べようか」がしやすい場所だった。
子どもたちが少し座って食べられるようになってきたら、夏休みのおでかけついでに、家族でかき氷を食べに来てみたい。
次に来たら食べたいもの
メニューを眺めながら、次回のためのメモを取った。
- ふるーつ抹茶のかき氷。マンゴーソースと抹茶シロップ、玄米フレークの食感、最後にパッションフルーツの酸味、という構成が気になる。次は妻と「いちご vs 抹茶」で半分こしたい。
- 別の産地の本日のスペシャルティコーヒー。コスタリカ以外の現地買付豆も気になる。次回はホンジュラスやエルサルバドルの浅煎りで合わせてみたい。
- ドリップバッグの豆をお土産。今日の浅煎りが家でも楽しめるなら買って帰りたい。
お店のこと(メモ)
- 店名
- 丸美珈琲店 丸井今井札幌店
- 場所
- 札幌市中央区南1条西2丁目
丸井今井札幌本店 大通館 3階 - アクセス
- 地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」直結
- 営業時間
- 丸井今井の営業時間に準ずる(10:30〜19:30 ※季節・曜日で変動あり)
- サイト
- 丸美珈琲店 公式サイト
丸井今井札幌本店
※情報は訪問時点(2026年5月)のものです。営業時間・メニュー・季節限定品・本日のスペシャルティの産地はお出かけ前に公式サイトでご確認ください。
結論、ふわふわかき氷+浅煎りコーヒーは、今シーズン一番のヒット組み合わせでした。次は別のメニューで、夫婦半分こを更新しに行きたいです。
大通エリアのカフェ、もう少し開拓していきたいと思っています。同じ丸井今井の上のほう、別の日に丸井今井7階のカフェ カノンで、酒粕クリームのパンケーキとBLTホットサンドを夫婦で半分こした話もあわせてどうぞ。
地下街の方が落ち着く日には、大通駅地下のオーロラタウン店のタリーズで一息ついた話も書きました。地下と地上、3階と7階、気分で選べる大通の楽しみ方です。
もう少し西、円山方面まで足を延ばすなら、マルヤマクラスのスタバで5月だけの「イチゴ チョコレート フラペチーノ」を一瞬で飲み切った話も。同じ5月のいちご系スイーツとして、こちらと比べてみるのも楽しいです。