4月のある日、男の子2人を連れてドミノ・ピザの「ピザアカデミー」というのに行ってきた。お友達家族と現地集合で、子どもたち5人でピザを作ってもらおう、という算段である。

正直、行く前は「ピザを作るっていっても、トッピングだけのなんちゃってやつでしょ」と高を括っていた。これが、想像していた100倍ガチだった。

ピザアカデミーって何?を一応説明しておく

ドミノ・ピザが全国の店舗でやっている、子ども向けのピザ作り体験プログラム。3歳以上から参加できて、所要時間は約30分。今回は札幌の清田区にある店舗で予約した。

事前に電話で予約して、当日はお店に直接集合。料金は1人2,500円(参加した子ども1人あたり、当日支払った金額)。これを聞いた時は「30分で2,500円かぁ」と一瞬思ったけど、結論を先に言うと払いすぎどころか、お釣りがくるレベルでした。

到着、子どもたちのテンションが既にMAX

お店の前に着いた瞬間から、男の子2人のテンションがおかしい。お兄ちゃんはピースサイン、弟はなぜか倒立をしている(写真の通り)。お友達と現地で合流したのも嬉しかったらしくて、「やっとピザ作れる!」と店の前でぴょんぴょんしていた。

ドミノピザの赤と青のロゴ、子どもにとってはディズニーのお城くらいの引力があるのかもしれない。

エプロンと帽子で本格スタート、生地から作る

ドミノピザのキャップとエプロンを身につけて、ピザ生地をのばす5人の子どもたち。本物の厨房で本物の生地と向き合っている

店内に入ると、お店のクルーさんから子ども用のキャップとエプロンが渡される。これがもう本気のドミノ・ピザのロゴ入りで、しかも持ち帰れるという。子ども、この時点でほぼ満足してる。

そして始まるのが、生地のばしから。これがびっくりした。最初から丸く成形されたピザ生地に具材を乗せるんじゃなくて、白い生地玉を粉だらけの作業台で、自分の手で丸く広げていくところからスタート。

クルーさんが横についてくれて、「真ん中から外に向かって、優しく押していくんだよ」みたいな感じで丁寧に教えてくれる。子どもたち、急に職人の顔になる。粉まみれになりながら、自分の生地と真剣に向き合っていた。

4歳の弟は、生地が破れそうになって「あぁー!」と声が出ていたけど、クルーさんが「大丈夫、こうやって直せるよ」とリカバーを教えてくれて、ちゃんと最後まで自分でのばしきった。これだけで連れてきた価値あったな、と親としては思った。

トッピングは「好きなものを好きなだけ」自由制という衝撃

ピザ生地にトッピングをのせている子ども。手前にはピザソースがかかった生地、横にはコーンやチーズの大きなバットが並んでいる

生地ができたら、次はソースとトッピング。ここで「好きな具材を、好きなだけのせていいよ」と言われて、親のほうがびっくりした。

用意されている具材が、これまた本気で全部本物。ペパロニ、ベーコン、玉ねぎ、ピーマン、コーン、マッシュルーム、チーズ……ドミノピザのメニューに乗ってる具材が、大きなバットで並んでいる。クルーさんが横で見守る中、子どもたちが「これも!これも!」と山のように具をのせていく。

うちの長男はチーズだけを永遠にのせていて、最終的に具よりチーズの方が多いピザになっていた。弟はコーンが好きすぎて、生地の上にコーンの絨毯ができていた。お友達の子は逆に、ペパロニとマッシュルームだけのストイック派。

大人のオーダーピザだったら絶対許されない量・組み合わせを、ここでは「いいよいいよ、それが正解」と笑って受け止めてくれる。「自分で決めたもの全部のせていい」って、子どもにとっては相当なご褒美なんだなと、横で見ていて思った。

焼きたてを店内で食べる時間が、本当に楽しかった

店内のテーブルを囲んで、自分たちが作ったピザを食べる子どもたち。それぞれの前に違う見た目のピザが並んでいる

ピザは厨房の本物のオーブンで焼いてもらえる。焼き上がりまでの数分、子どもたちはガラス越しに自分のピザが膨らむのをじっと見ている。「あれ僕の!」「こっち私の!」って、もう完全に親より愛着がある。

焼き上がったピザは、店内のテーブルスペースで、みんなで食べさせてもらえた。これが今日のクライマックスだった。

自分でのばした生地、自分で選んだ具、自分で決めた量。食べた瞬間、子どもたちが全員「うまっ」と言った。お世辞でも社交辞令でもなく、心の底から出てきた「うまっ」。長男は「ぼくが作ったから美味しいんだよね」と何度も言っていた。そうだよ、その通り。

大人も少しもらったけど、生地の食感がしっかり残っていて、ちゃんとお店のピザの味になっているのにびっくりした。子どもが作ったやつだから、と侮れない。

また連れて行ってあげたい、と素直に思った

30分の体験で、うちの子2人とも「もう一回やりたい!」と全員一致。帰りの車の中でも、「次はピーマンも入れる」「次は丸じゃなくてハート型にする」と作戦会議が始まっていた。

体験そのものが楽しいのはもちろんだけど、「自分で作ったものを、誰かが本気で『美味しいね』と言ってくれる経験」が、子どもにとってここまで強い記憶になるんだなと、横で見ていて気づかされた。

お友達家族と一緒に行ったのも正解だった。「あれが私のピザ」って自慢し合う時間、めちゃくちゃ良かった。大人も子どもも全員笑顔で帰れる、本当に「神イベント」とはこのことか、というレベル。

長男はもうすぐ7歳、次男はもうすぐ5歳。次のお誕生日のお祝いとして、また予約しようかな、と本気で考えている。

体験のメモ(予約のこと・料金のこと)

体験名
ピザアカデミー(ドミノ・ピザ公式の子ども向けピザ作り体験)
対象年齢
3歳以上
所要時間
約30分
料金
1人 2,500円(2026年4月、札幌・清田区の店舗で支払った金額)
場所
札幌市清田区のドミノ・ピザ店舗
予約方法
店舗に直接電話で事前予約
公式サイト
ドミノ・ピザ公式サイト(店舗検索からピザアカデミー実施店舗を確認可)

※情報は訪問時点(2026年4月)のものです。料金・実施可否・予約方法は店舗・時期によって変わります。お出かけ前に必ず予約予定の店舗へ直接ご確認ください。GW・夏休み等の繁忙期は早めの予約推奨。

子連れおでかけ目線でのおすすめポイント

  • 3歳から参加できるので、兄弟で年齢差があっても全員参加可能
  • 所要時間30分は、子どもの集中力的にちょうどいい長さ
  • 店内のテーブルで焼きたてを食べられる(店舗によって異なる場合あり)ので、その場で達成感を共有できる
  • キャップとエプロンは持ち帰れるので、家でのおままごと装備が増える
  • 雨でも雪でも関係なく楽しめる、北海道の冬の選択肢としても優秀

正直、お誕生日会・卒園祝い・進級祝いとか、何かイベントごとに使えるなと思った。子ども本人が主役になれる感が、すごくちょうどいい。

春のお出かけ記録、最近は西18丁目で偶然出会った早咲きの桜の話も書きました。こちらは大人が一人で歩いていて見つけた静かな桜の話なので、子連れ全力体験のピザアカデミーとは真逆の温度感ですが、同じ4月の札幌の風景としてどうぞ。