子連れのお出かけで、スマホの充電が気になり始めるのは決まって一番忙しいタイミングだ。子どもを追いかけながら写真を撮って、地図を確認して、ぐずったらYouTubeを流して……と、普段の倍くらいの速さでバッテリーが減っていく。「いざというとき充電できない」は、お出かけの不安要素としてかなり上位に入る。

そこで最近ずっと使っているのが、Anker Nano Power Bank(MagSafe対応・5000mAh)だ。カバンに必ず入れていて、毎回のお出かけで出番がある。

5000mAhという容量について

モバイルバッテリーを選ぶとき、容量(mAh)を重視する人は多い。10000mAhや20000mAhの大容量モデルも普通に売られているので、5000mAhというのは「少なくない?」と思われるかもしれない。

ただ、実際に使ってみると子連れの日帰りお出かけなら5000mAhで十分だと感じている。iPhoneのバッテリー容量は機種にもよるが、だいたい3000〜4000mAh前後。5000mAhあれば丸ごと1回フル充電できる計算で、午前中から夕方まで遊んで消耗した分を補うには十分だ。

Anker Nano Power Bank(黒)とiPhoneを並べたサイズ比較。iPhoneより一回り小さくコンパクト
iPhoneと並べるとこのサイズ。一回り小さく、手のひらにすっぽり収まる

もちろん、泊まりがけの旅行や1日中外にいる日には物足りないこともある。でも「カバンに常に入れておける」という条件を優先すると、大容量モデルは重くてかさばって結局持ち出さない、という本末転倒になりがちだ。毎回持っていける重さ・薄さを優先した結果、5000mAhに落ち着いた、という感じ。

MagSafe対応の何がいいか

このモバイルバッテリーの一番の特徴はMagSafe対応であること。iPhoneの背面に磁石でぴたっとくっつき、ケーブルなしで充電できる。

MagSafe対応を初めて使ったとき、正直「充電しながらiPhoneを操作できる」ということの便利さを舐めていた。ケーブルありの場合、充電しながらiPhoneを持つと、ケーブルの重さと取り回しで片手がふさがったり、端子が抜けそうになったりする。でも磁石でくっついているだけなら、そのままiPhoneを持ってマップを見たり、カメラを起動したりできる。

子連れのお出かけだと、片手でiPhoneを操作しながらもう片方の手で子どもを引っ張っている、という場面が山ほどある。そういうとき、バッテリーがiPhoneの背面にくっついていて邪魔にならないのはかなり助かる。充電しながら走れる(走ったことはないけど、走れる気がする)。

薄さ・軽さが「常備できる」を実現している

Anker Nano Power Bankを横から見た側面。カードより少し厚い程度の薄さがよくわかる
側面から見るとこの薄さ。財布の中のものと並べても違和感のない厚み

Nano Power Bankは名前の通りコンパクトで、カード型というほどではないが、財布に入れているものと並べてもそこまで違和感ない厚さ。重さも実測で100gちょっと程度で、カバンに入れていて「重い」と感じることがない。

これがずっしりした大容量モデルだと、荷物が多い日は省いてしまうことがある。でも「あ、今日入れるの忘れた」という事態を防ぐためにも、気にせず毎回入れておける軽さ・薄さは大事な要素だと思っている。お守り的な存在として機能するかどうかは、サイズ感による部分が大きい。

いざというときの安心感

「毎回カバンに入れている」と書いたけれど、毎回フル活用しているわけではない。使わずに帰る日もある。でも、使わなかった日は「今日は充電余裕だったな」という話であって、「持ってこなくて良かった」にはならない。

逆に、持っていかなかった日に限って「あ、充電やばい」となったことが何度かあって、それ以降は常時カバンにしのばせるスタイルに固定した。「出番があれば助かる、なければ保険」と割り切れる重さとサイズ感がちょうどいい

実際のところ、子連れお出かけでは出番の方が多い。公園で写真を撮りすぎたとき、イベントで動画を撮り続けたとき、カフェで長居しながらYouTube流したとき。「あ、バッテリー残り20%」と気づいたタイミングでカバンから出して貼り付ければ、夕方まで持つ。地味に毎回助かっている。

Anker Nano Power Bank(黒・5000mAh)と10000mAhのモバイルバッテリー(白)を並べたサイズ・薄さ比較。5000mAhの方が一回り小さくコンパクト
右が10000mAhの別のバッテリー。容量が倍でも厚さはそこまで変わらないが、面積の差が持ち歩きやすさに直結する

気になる点もある

良いことばかり書いたが、正直に書いておくと気になる点もある。

まず、充電速度はそこまで速くない。MagSafeの規格上、iPhoneへの出力は最大7.5W前後なので、急速充電が必要なシーンには向かない。「今すぐ満充電にしたい」ではなく「ゆっくり補いながら使う」という使い方に向いている。

次に、Nano Power Bank自体の充電はUSB-Cで行う。帰宅後に忘れずに充電しておく必要がある。週1回くらいのペースでリマインドが来る感じで、これは大容量モデルでも同じなので特別なデメリットではないが、「気づいたら空っぽ」を防ぐためにも帰宅後に充電するクセをつけておくと安心。

どんな人に向いているか

まとめると、こういう人にはかなり合うと思う。

  • 子連れお出かけでスマホのバッテリーが気になる人
  • 大きいバッテリーを持ち歩くのが億劫で、いつも忘れてしまう人
  • MagSafe対応のiPhoneを使っている人(iPhone 12以降)
  • 充電しながらスマホを操作することが多い人
  • 「保険として常に持ち歩きたい」という人

逆に、「1日中外に出て泊まりもある」「ガッツリ動画撮影が続く」という場合は、10000mAh以上の大容量モデルを別途検討した方がいいかもしれない。

子連れの日帰りお出かけをメインにしている我が家にとっては、今のところ完璧に「ちょうどいい」一台です。

商品名
Anker Nano Power Bank(MagSafe対応)
容量
5000mAh
対応機種
MagSafe対応iPhoneシリーズ(iPhone 12以降)
充電方式
磁石でiPhone背面に貼り付け(ワイヤレス・MagSafe)
本体充電
USB-C

※情報は購入・使用時点のものです。最新の仕様・価格は公式サイトや販売ページでご確認ください。

お出かけ系の記事では、星野リゾートトマムに家族4人で泊まった話も書きました。旅行の持ち物チェックにも、このバッテリーは当然入っています。

運動会や1泊旅行など充電が長丁場になる日は、同じAnkerの10000mAh大容量モデルを使い分けています。こちらの記事もどうぞ。

折りたたみ傘や圧縮袋など、他のお出かけアイテムも順次書いていく予定なので、お出かけアイテム一覧もあわせてどうぞ。