2026年5月、大通公園で開催中のさっぽろライラックまつり(第68回・5/20〜5/31)に家族4人で行ってきた。札幌の初夏を告げる定番イベントで、約400本のライラックが大通公園の西5丁目〜7丁目に咲くやつ。今年はその隣、西8丁目で「札幌ラーメンショー2026」が同時開催されていたというのが、行ってみて一番びっくりした発見だった。

結論から書くと、5歳の次男が塩ラーメンを一人前完食し、子どもたちは「いちご大福串」「いちごマシュマロ串」「かき氷」「ローストビーフ」を次々と平らげ、大人はライラックワインガーデンでスパークリング+ハム盛りでまったりし、最後は大通公園の中の遊具で体力の限界まで遊んで帰った。家族4人の一日が大通公園だけで完結する濃さで、これは2026年もまた行きたい、というやつ。

ライラックまつりと札幌ラーメンショーは併設開催だった

事前にうっすら「大通公園でライラックまつりがある」とだけ把握して向かったところ、現地で「あれ、隣にラーメンショーもやってる…?」と気付いた。地下鉄大通駅から地上に出て、まずは西5丁目〜7丁目のライラックエリアを歩いて、そのまま西へ進むと、西8丁目の風景がガラッと変わって屋台のラーメン街になる。

正確には、それぞれ独立したイベントが同じ大通公園で同じ時期に開催されている、という構造。ライラックまつりは大通会場 西5-7丁目(5/20〜5/31)、札幌ラーメンショー2026は西8丁目(第1幕 5/18〜5/24+第2幕 5/26〜5/31)。両方の開催期間が完全に重なっているわけではないけれど、5月下旬の何日かは「大通公園に行けば両方楽しめる」タイミングがある。我が家が行ったのはまさにそのタイミングだった。

札幌の象徴・さっぽろテレビ塔と、ライラックまつり会場の屋台幟。青空の下、テレビ塔の赤い鉄塔と、屋台の黒い幟、白いテントが並ぶ

テレビ塔(西1丁目)から大通公園を西に向かって歩いていくと、5丁目あたりからライラックの香りが少しずつ漂ってきて、6丁目あたりで音楽が聞こえ始め、7丁目はワインの匂い、8丁目はラーメンの匂い、という感じで「丁目ごとに匂いと音が違う」のがおもしろかった。札幌の街がそのまま屋台村と公園の合体になる、年に一度の景色。

札幌ラーメンショー2026の屋台。「会津山塩 極上しおラーメン」と書かれた大きな看板、奥に「麺処 若武者(ASAKUSA・FUKUSHIMA NOODLE STYLE)」の店構え

「ラーメンショーがあるなら今日のお昼はラーメンしかないでしょ」と即決して、家族4人で西8丁目のラーメンエリアへ向かった。ライラックを見に来たお父さんお母さんが「えっこっちも気になる」となるパターン、たぶん我が家だけじゃない。

5歳の次男が「会津山塩 極上しおラーメン」を一人前完食した話

札幌ラーメンショーは、全国から有名ラーメン店が集まる屋台型のラーメンイベント。1食 ¥1,000(全店共通)で、まずチケットを買って、それを各店舗で交換するシステム。

札幌ラーメンショー2026の食券。赤と白のデザインで、価格1,000円、第1幕5/18-24、第2幕5/26-31、会場「札幌大通公園西8丁目」、営業時間10:00-21:00と記載

我が家が選んだのは、福島県・麺処 若武者の「会津山塩 極上しおラーメン」。看板に「1キロ ¥14,000の貴重な高級塩」と書いてあって、塩のラーメン一杯にそれを使うらしい。子ども向けというよりは大人寄りのチョイスだったけれど、家族4人で1杯ずつ取って、店外のテーブル席で食べることにした。

会津山塩 極上しおラーメンを上から撮影。透き通った塩スープに、ぶ厚いチャーシュー2枚、刻みネギ、メンマ。お盆の上には食券

運ばれてきたのは、透明感のある黄金色のスープに、厚切りチャーシューが2枚、刻みネギ、メンマ、というシンプルな構成。一口飲んで、夫婦で「あ、これは美味しいやつだ」と即一致した。塩のしょっぱさだけじゃなくて、奥にちゃんと旨みが立っていて、麺は中太のちぢれ。屋台で食べる即席ラーメンの感じが一切なくて、ちゃんと「お店」だった。

塩ラーメンの麺を箸で持ち上げているところ。黄色いちぢれ麺がたっぷりスープを纏って光っている

びっくりしたのが、4歳・もうすぐ5歳の次男。普段は外食でラーメン一杯を完食したことが一度もないのに、この日は自分のラーメンを最後まで一人で食べきった。「美味しい」「もう一口」と途中で何度も言って、最後はスープまで飲み干していた。長男(6歳・もうすぐ7歳)も同じく完食。「これくらい美味しい塩ラーメンなら、子どもも食べる」というのが今回の発見だった。

大人にとっても、家族で行く屋台イベントで「子どもが残してしまって結局親が食べる」みたいなことが起きなかったのは、地味にすごいこと。次男が「もう一杯食べる!」と言い出した時はちょっと焦ったけれど、さすがに1杯で十分そうだった(パパとシェアで2口だけ追加)。

大人タイム:ライラックワインガーデンでスパークリング+ハム盛り

ラーメンを食べ終わって、子どもたちが次の屋台を見て回っている間に、大人は7丁目の「LILAC WINE GARDEN(ライラックワインガーデン)」へ。北海道産ワインを中心に、道内50社以上のワイナリー・ヴィンヤードから200種以上のワインが提供されている、ライラックまつりの定番企画。

大人のおつまみ。白い紙皿に薄切りハムが盛られていて、横にマリネ・オリーブの小カップ2つ、もう片側にはスパークリングワインのグラス。赤いテーブルの上

注文したのは、道産ハムと前菜の盛り合わせ+スパークリング。テラス席で、子どもたちが屋台を覗き回る後ろ姿を眺めながら、夫婦でグラスを傾ける。「お祭りに来てるはずなのに、急に大人時間が降ってくる」のが、ライラックワインガーデンのいいところだ。

子連れでお祭りに行くと、だいたいの時間は「子どもの動線を追いかける」モードになる。けれどここは、子どもが屋台街でわちゃわちゃしている同じ会場の一角に大人エリアがあって、視界の中に子どもを置いたまま大人が休めるレイアウトになっている。子守と大人時間が同時に成立するのは、子育て世代にとっては実はかなり大事な設計だった。

子どもは「ぽたぽたいちご」でいちごスイーツ三昧

子どもたちの戦利品を一覧すると、この日いちばんテンションが上がっていたのはいちごスイーツ専門店「ぽたぽたいちご(POTAPOTA ICHIGO)」の屋台だった。ライラックまつり屋台エリアに出店していて、ショーケースを見るだけでも楽しい。

ぽたぽたいちご(POTAPOTA ICHIGO)の屋台。赤いいちごのちょうちん、メニューにいちご大福、いちごマシュマロ串、いちごミルクなどが並ぶ
ぽたぽたいちごのショーケースを真剣に見つめる長男の後ろ姿。白Tシャツに、いちごのデコレーションが施された赤いお店の看板を背に立っている

長男はショーケースを真剣に見つめて、しばらく動かなかった。「どれにする?」と聞いても「全部食べたい」と言って決められない。最終的に、長男と次男で「いちご大福串」「いちごマシュマロ串」「かき氷」を分担して持って、お父さんとお母さんの分も含めて4人でシェアした。

ぽたぽたいちごのショーケース。「ショコラあん いちご大福串 440円」「こしあん いちご大福串 440円」「いちごスペシャル 380円」、下段に「いちごクッキー 280円」など、価格表示付きで並んでいる

価格はいちご大福串 ¥440、いちごスペシャル ¥380、いちごクッキー ¥280あたりが中心レンジ(屋台メニューなので時期で変動する可能性あり)。シェアしながら食べると、夫婦4人前くらいのお腹で、子どもたちは「もう一個食べる!」とおかわりまで行った。「いちごのスイーツ」というだけで、子どもの体力ゲージは余裕で延長される

長男と次男が、いちご大福串といちごマシュマロ串を手に持って立っている。2人とも顔はカウボーイ絵文字で隠してあるが、にこにこの雰囲気

そして、いちごスイーツのあとは「ローストビーフ」。これも子どもたちは「もっと食べたい」とリピート。大人のおつまみで食べそうなものを、4歳と6歳がもりもり食べていく光景は、ちょっと面白かった。屋台メニューはバリエーションが豊富で、子どもの「次なに食べる?」が止まらないのが、お祭り型イベントのいいところでもある。

締めは大通公園の中の遊具で、体力の限界まで

食べて飲んで一通り終わって、「そろそろ帰る?」と聞いたら、子どもたちは「公園で遊ぶ!」。大通公園は西1丁目から西12丁目まで続く細長い公園で、その中にいくつか遊具エリアがある。屋台のテンションのまま、滑り台のあるエリアへ向かった。

大通公園の中にある黒い大きな滑り台型遊具。次男が滑り台の途中で座り、長男はその上の方へよじ登っている。プライバシー保護のため次男の顔は絵文字で隠してあります

大通公園の遊具は、いわゆる普通の児童公園のセットというよりも、アート寄りのモダンな造形遊具。黒くて大きな曲面の滑り台があって、子どもたちはそれを「すべる→登る→すべる」でずっとループしていた。お祭り会場でテンションが最高潮に上がっていた状態が、そのまま遊具にスライドした感じ。

結局、「滑る → 屋台で水を飲む → また滑る」を1時間近くやっていた。次男は途中から半泣きになっても遊び続けて、長男は「もう一回!」を10回くらい言って、最後は2人とも息切れで遊具にもたれかかっていた。帰りの地下鉄では、当然のように2人とも爆睡だった。

子連れ目線のまとめ:良かったところ・注意点

家族4人で行ってみて、子連れ目線で良かったのは以下のあたり:

  • 大通公園内で食事+スイーツ+大人タイム+遊びが一日完結する。これは強い。
  • ラーメンショーは1食 ¥1,000の屋台型なので、子どもも1人前を頼みやすい。お店に入って注文する形式じゃないので、屋台選びも「子どもが看板を見て決める」スタイルにできる。
  • ぽたぽたいちごのスイーツが圧倒的に子どもウケ。いちご大福串・マシュマロ串・かき氷で軽食感覚で食べさせられる。
  • ライラックワインガーデンは子連れでも入れる雰囲気。テラス席で、子どもの様子を見ながら大人時間ができる設計が良い。
  • 会場〜遊具エリアまで徒歩圏内。お祭りの後に「もう少し遊びたい」って言われても、地下鉄に乗らずに対応できる。

逆に、注意点としては:

  • 週末・夕方は混雑する(特にラーメンショーは行列覚悟)。比較的すいているのは平日午前〜午後早めの時間帯。
  • 飲み物は会場のものを買うか、持参するか事前に決めておくと動線が楽。
  • 子どもが屋台ごとに「これも食べたい」となると、出費がじわじわ増えるのは覚悟しておく(屋台あるある)。
  • 強い日差し対策(帽子・日焼け止め・水分)を忘れずに。5月でも札幌の日差しは思ったより強い。

感想:2026年もリピート確定

「ライラックまつりに行こう」と思って向かったら、隣でラーメンショーをやっていて、結果として家族の半日〜一日が大通公園で完結したのは、想像以上に強い体験だった。子どもたちは「美味しいもの」と「遊び」がワンセットで揃っていて、大人は花を見ながらワインを飲むという、初夏の札幌らしい一日になった。

ライラックまつりは2026/5/20〜5/31、札幌ラーメンショーは2026/5/18〜5/24(第1幕)+5/26〜5/31(第2幕)と、後半は完全に重なっているタイミングがある。次にこの記事を読んで「行ってみようかな」と思う方は、両方の開催期間が重なる日を狙うと、我が家と同じ「1日で全部楽しめる」体験ができるはず。

イベントメモ(2026年5月時点)

イベント1
第68回 さっぽろライラックまつり(大通会場)
開催期間
2026年5月20日(水)〜5月31日(日)
場所
大通公園 西5丁目〜西7丁目
主な企画
ライラック展示・販売(5丁目)/音楽・カフェ・スイーツ(6丁目)/ライラックワインガーデン(7丁目・道内50社以上、200種以上のワイン)
イベント2
札幌ラーメンショー2026
開催期間
第1幕 5月18日(月)〜5月24日(日)/第2幕 5月26日(火)〜5月31日(日)
※5月25日(月)は店舗入替のため休み
場所
大通公園 西8丁目
営業時間
10:00〜21:00(オーダーストップ 20:30)
料金
ラーメンチケット 1食 ¥1,000(全店共通)
アクセス
地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」から徒歩約3分
公式サイト
さっぽろライラックまつり 公式

※情報は訪問時点(2026年5月)のもの。屋台の出店店舗・メニュー・価格は時期により変動するため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

同じ大通エリアの大人カフェ目線では、丸井今井3階の丸美珈琲店でふわふわのいちご練乳かき氷を夫婦で半分こした話もあわせてどうぞ。お祭りの屋台で食べる「いちごのかき氷」と、地下街のカフェで食べる「ふわふわかき氷」の対比が、5月の札幌っぽくて面白いです。

子連れおでかけ系では、雨の日の選択肢として宮の沢のレイズ体操クラブで日曜の一般開放を3時間使い倒した話もあります。屋外のお祭りと屋内の体操場、両方を引き出しに持っておくと、休日の天気予報で動きやすくなります。