2026年5月、夫婦で札幌・西18丁目(円山エリア)にある「円山麻婆飯店」へランチに行ってきた。地下鉄東西線「西18丁目駅」6番出口から徒歩1分という近さで、ビルの1階に控えめに看板が出ているお店。

結果から言うと、土鍋でぐつぐつ提供される広東麻婆定食(セット1,190円)が想像以上に本格派で大満足。さらに「昼は麻婆専門店、夜は同じ場所がジンギスカン店に変わる」という二毛作スタイルもあって、夜のリベンジが早くもリストに入った日になりました。

西18丁目駅から徒歩1分、ランチのみ営業の本格麻婆専門店

円山麻婆飯店の店舗入口。グレーグリーンの暖簾に円山麻婆飯店のロゴマーク、その横に大きな朱色の幟(のぼり)「MARUYAMA MABO HANTEN 本格麻婆専門店 円山麻婆飯店」。店内に続くウッドフロアと自販機

お店は公式情報によると、札幌市中央区大通西17丁目1-46 CASAFORTE 1階営業時間は 11:30〜15:00(L.O. 14:30)でランチのみという潔さで、テナントビルの1階に「円山麻婆飯店」と書かれた朱色の幟(のぼり)が目印。グレーグリーンの暖簾には店のシンボルマークが入っていて、雰囲気はかなり「本気の中華専門店」寄り。

外から店内を覗くとカウンターとテーブル数席のこぢんまりとした作り。看板に「本格麻婆専門店」と堂々と打ち出している通り、メニューの中心はすべて麻婆豆腐。札幌で「専門店」を名乗るお店は信頼できることが多いので、入る前から期待値が上がる。

ランチメニューは土鍋麻婆定食をはじめ、麻婆豆腐の派生メニューだらけ

円山麻婆飯店の店外ランチメニュー看板。黒いベースに料理写真が並び、人気No.1の土鍋麻婆定食(単品890円・セット1,190円)が中央に。麻婆丼990円、ハーフ&ハーフの七鍋麻婆定食1,190円、天津麻婆丼1,190円なども。下段にはドリンクメニューも掲載

店外に立てかけてあるランチメニューがこちら。人気No.1は「土鍋麻婆定食」(単品890円/セット1,190円)で、その他に麻婆丼990円、天津麻婆丼1,190円、四川と広東のハーフ&ハーフ定食1,190円など、麻婆豆腐の派生メニューがズラリ。「麻婆豆腐をどう食べたいか」だけで構成された潔いメニュー設計が気持ちいい。

ドリンクメニューも揃っていて、ザ・グレンリベットやジェムソンといったウイスキー類、ハイボール、ノンアルコールカクテルまで。「昼から麻婆+ハイボール」という選択肢があるあたりに「夜のジンギスカン店としての顔」が透けて見える。

麻婆豆腐は「四川」と「広東」の2種類から選べる本格派

円山麻婆飯店の卓上説明書「麻婆豆腐の種類」。四川麻婆(甜麺醤・豆豉・花椒・ラー油で痺れと香りが強い辛口)と広東麻婆(甘めの味噌ベースでマイルド・辛さ控えめ)の違いが写真付きで説明されている。下段には「円山麻婆飯店のこだわり」として肉味噌・花椒・油・お米・水の解説

席に着くと、卓上に「麻婆豆腐の種類」と書かれたメニュー兼解説書がある。これがこの店のオモシロいところで、麻婆豆腐を「四川」「広東」の2スタイルから選べる。

  • 四川麻婆:豆豉(トウチ)と花椒(ホワジャオ)の痺れと香りが強く、本場の辛さに近い「ガツン系」
  • 広東麻婆:甘めの味噌ベースで、辛さ控えめ・コクと旨味を楽しむ「マイルド系」

同じページの下半分には「円山麻婆飯店のこだわり」として肉味噌・花椒・油・お米・水の5項目が解説されていて、専門店としてのこだわりがしっかり言語化されているのが好印象。麻婆豆腐ファンには嬉しいページ。

広東麻婆の土鍋定食をオーダー、本格派なのに食べやすい

夫婦で来た日は「あまり辛くなくて、味のしっかりした方」を試したい気分だったので、広東麻婆の土鍋定食(セット1,190円)をオーダー。少し待つと、店主が小さな鋳物の土鍋でぐつぐつと音を立てた状態で運んできてくれた。

蓋を開けて立ち上がる湯気の中、赤茶色のスープに豆腐が顔をのぞかせ、表面には花椒の粒や挽肉が散らばっている。「広東=マイルド」と聞いていたから優しい味を想像していたけど、一口食べると味の輪郭がしっかりしていて、本格中華のコク。痺れは控えめだが、旨味と香りでしっかり「これは麻婆豆腐だ」と感じさせる本格派。

ご飯と一緒に運ばれてきた漬物の小鉢(高菜のような炒め物)と、お椀のスープも付いて1,190円。札幌で麻婆豆腐のためにここまで作り込んでいる専門店はそう多くないので、コスパは十分良い。子どもには辛くて食べさせにくいので、夫婦のランチ向き。

テーブル上の調味料がマニアックで嬉しい

円山麻婆飯店のテーブル上の調味料セット。木目のカウンターに白い小さなトレー、その中にタバスコ・ラー油・粗挽き胡椒のミル・粒花椒・スパイスソルトが整列。横には酢とりんご酢のドレッシングボトル、奥にはジェムソンウイスキーの宣伝カードと CLASSIC ビールのコースター

テーブル上の調味料セットも本気度が伝わる構成。粒の花椒・粗挽き胡椒のミル・スパイスソルト・タバスコ・自家製ラー油などが小さなトレーに整列していて、「自分で味の調整を楽しんでね」と言われている感じ。広東麻婆をベースに、途中で粒花椒を追加して「半・四川風」に振るのも楽しめる。

テーブルにジェムソンウイスキーの宣伝カードと CLASSIC ビールのコースターが置いてあるあたり、昼でもアルコールを楽しむお客さんが想定されているのが分かる。出張帰りの土曜ランチに昼ハイボールを合わせるのも、麻婆豆腐の食べ方として「アリ」だなあと納得した。

夜は「士別咸吉惠汁」のジンギスカン店に変わる二毛作店

円山麻婆飯店の店外大型看板。麻婆豆腐とジンギスカン(羊の塊肉)の写真が上下に並び、キャッチコピー「昼は11時から麻痺感、夜は17時から羊腩。旨いが一日中なお店」。横には「士別咸吉惠汁」と書かれた朱色の幟

お店の外の大型看板を見て初めて気づいたのが、このお店は「昼=麻婆豆腐専門店」、夜=ジンギスカン店『士別咸吉惠汁(しべつ・かんきちけいじゅう)』」という二毛作スタイルだということ。看板のコピーは「昼は11時から麻痺感、夜は17時から羊腩(ヤンナン=羊肉)。旨いが一日中なお店」となっていて、思わず笑ってしまうほどキャッチーな打ち出し。

「士別」は北海道のジンギスカンで有名な士別市のことなので、士別産の良いラム肉を出すお店と想像できる。昼の麻婆豆腐のクオリティを考えると、夜のジンギスカンもかなり期待できそう。これは夜のリベンジ案件として早めにリストに加えた。

夫婦ランチとしての評価

札幌の麻婆豆腐専門店としては、立地(西18丁目駅徒歩1分)・価格(1,190円)・本格度・選べる2スタイルと隙のない構成。子どもには辛くて連れて来づらいので、夫婦の2人ランチ枠として今後も使いたいお店になりました。次回は四川麻婆 or ハーフ&ハーフ定食、夜にジンギスカンを試したい。

お店メモ

店舗名
円山麻婆飯店(夜は「士別咸吉惠汁」のジンギスカン店に変わる)
住所
北海道札幌市中央区大通西17丁目1-46 CASAFORTE 1階
アクセス
地下鉄東西線「西18丁目駅」6番出口から徒歩約1分
営業時間(ランチ)
11:30〜15:00(L.O. 14:30)
夜の営業(ジンギスカン業態)
17:00〜(士別咸吉惠汁・別業態として運営)
定休日
不定休
電話
011-676-9607
駐車場
なし(地下鉄利用推奨)
名物
土鍋麻婆定食 単品890円/セット1,190円(四川・広東・ハーフ&ハーフから選択)

※情報は訪問時点(2026年5月)の体験+公式情報をもとに整理しています。営業時間・メニュー・料金はお出かけ前に公式情報でご確認ください。

同じ円山〜西18丁目エリアの夫婦カフェ枠として、マルヤマクラスのスタバで5月だけのイチゴ チョコレート フラペチーノを飲んだ話西18丁目 POP/iN で夫婦ブランチもあわせてどうぞ。

大通エリアでの夫婦ランチ繋がりだと、丸井今井3階の丸美珈琲店のふわふわかき氷丸井今井7階のカフェ カノンの春パンケーキもテイストが近いです。